人体に安全なクラス1赤外光レーザーセンサー、3Dステレオカメラ、3D Lidar、カメラなどを配置し、タグなどを保持する必要はありません。
※工場の作業員や店舗スタッフの計測にはタグを利用する方法もございます。
入店から退店まで長時間の動線を追跡し続けるためには、高精度な人物の位置計測・追跡技術だけではなく人や物の影に入ることから発生する人物の入れ替わりを補正する処理(動線のつなぎ合わせ処理)が必要になります。
一般的なカメラの場合、顧客の人数カウントには利用できますが、距離が取れないため複数人の取り違えが多くなり、個々の顧客の動線を追跡していくことが難しく、大人数の顧客動線の分析には向いていません。また、距離が取れないため人の重なり対策のため真下向きに設置する必要があります。
ビーコンの場合は、位置計測誤差が大きく、動線としてデータを利用することはできません。
測距が可能なレーザーセンサーであれば、位置計測誤差が小さく、混雑している場所でも顧客の動線追跡が可能なため、多くのお客様への導入時にはセンサをお勧めしています。
ただし、センサーをエリア全体に取り付けることができない場合には、センサーとのハイブリッド提案として顔認証カメラやビーコンと連携することで、別々の動線を同一の人物と認識してつなげることも有効です。
また、リピーター判定などのために、入口に顔認証カメラを設置して連携するケースもあります。moptarは、特定のデバイスに依存しない顧客動線分析ソリューションのため、顧客の目的に合わせたデバイスをご提案していきます。
「このエリアに人が多い」といったヒートマップをもとにした分析だけにとどまらず、それぞれの個の動線を高精度に取得しているので細かい分析が可能です。
素通り、立寄り、滞留といった今まで見えなかったプロセスを可視化します。
分析活用
リアルタイム活用
動線追跡は、取得・蓄積したデータを後から分析して、店舗改善 などに活用するほか、リアルタイムに、レコメンド・接客・防犯などに活 用することができます。
人間の動線、動作、高さ、場所、時間の長さ、時刻などの条件で定義した行動パターンを、リアルタイムに判定し、異常があれば通知を行います。
moptarではこれらの行動パターンを判定するソフトウェア部品を多く標準装備しているので、各部品を条件として組み合わせた行動パターンをエディタで定義することにより実現できます。
例)入口での滞留、レジ待ち行列などが発生した
例)商品が見つからなくて困っている、急いで商品を探している
例)怪しい動きをしている、夜間侵入、特定区域に侵入しようとしている
顧客のそれまでの売場立寄りや行動から、商品への興味関心度を取得して、その商品・商品カテゴリと関連性の高い商品カテゴリを、店内のデジタルサイネージでレコメンドします。
サイネージに向かって歩いてくる顧客に対して、近くなった時点でレコメンド商品を表示します。近くに複数名居る場合には、最もレコメンドの確率スコアが高い顧客へのレコメンドを行います。
顧客動線から商品への興味を抽出し、マーケティングオートメーションツールと連携して過去の購買情報、Webアクセスログ、コンタクト情報などと合わせて、退店後にメール、DM、アプリ(LINEなど)等でOne to Oneのレコメンドを行います。
「手に取ったが購入しなかった商品」、「滞留していた売り場の商品カテゴリ」などの情報が連携されるので、成功率が高いプロモーションとなります。