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2021-07-09

【店舗DX】ダイナミックプライシングと動線


ダイナミックプライシングとは、需給のバランスに応じて価格を変動させていく仕組みです。

スーパーのようなリアル店舗であれば、お惣菜類は夜になると「3割引き」「5割引き」と時間によって店員が手動でシールを貼っていきます。これも需給に応じて値段を変えていくダイナミックプライシングの一つと言えます。

WEBサイトであれば、店舗のお弁当シールのように人の手で一つずつ値段を変えていくのではなく、その日の売上予測から価格表示を一斉に変更したり、今サイトを見ている人数に応じてリアルタイムに価格を変動させることが可能です。

ここでは、デジタルプライスカードを利用して、WEBサイトのように需給に応じて自動で表示価格を変動していく、リアル店舗での手法についてご紹介していきます。例として、スーパーでの「幕の内弁当」のデジタルプライスカード価格を変動することで食品廃棄率を下げていくパターンを考えてみます。

パターン1:商品の消費期限からのダイナミックプライシング

 お惣菜や見切り品コーナーに代表される例で、昔から手動では実施されている方法です。SDGsの流れもあり、コンビニの中には消費期限が近い商品を購入するとポイントが多く付与される取り組みをしている例もありました。
 例)本日24時に消費期限を迎えるので「幕の内弁当」を20%値下げする

 

パターン2:時間帯や天候によるダイナミックプライシング

 10時まで、12時~15時、19時以降といった時間や曜日、そして雨天、気温5度以下などの天気によって価格を変動する方法です。
 例)水曜日の18時以降で雨の場合は、「幕の内弁当」を10%値下げする

 

パターン3:売上状況によるダイナミックプライシング

 POSデータからわかる当日や一定期間内の売上データから、売上目標に達しない商品を値下げ表示する方法です。
 例)今週は「幕の内弁当」の売れ行きが悪いので、これから5%値下げする

 

パターン4:来店人数からのダイナミックプライシング

 入店カウントを用いて、店内の人数を計測し、来店客数に応じてリアルタイムで値段を変動させます。他の日と比べて来店客数が少ない場合は値下げをしていきます。
 例)今日は累計来店人数が7割ほどなので、これから10%値下げする

 

パターン5:店内売場の人数からのダイナミックプライシング

 来店人数だけで見る場合、その商品のある売り場に人が来ているかどうかはわかりません。もしかしたら、来店人数は減っているけど、売場に来ている人数はあまり変わらないかもしれません。そのため、店内の各売場の人数から価格を変動させる方法です。
 例)今日は「幕の内弁当」売場の人数が7割ほどなので、これから10%値下げする

 

まとめ:各手法をミックスする

 ここまで5つの方法をご紹介しましたが、それぞれ単体で活用していくのではなく、複数の方法を組み合わせることで、より食品廃棄率を下げることができます。対象商品の、入店人数>商品前立寄り人数>購入人数のデータを蓄積しておくことで、現在の入店人数や売場人数からの購入数を予測していきます。消費期限までの残存期間、その日の天気、曜日や特定日付、来店人数、その時の店内の混雑状況から食品廃棄の確率を求めて価格に反映させていきます。

 

まとめ:各データの取得方法

 1の消費期限は商品データから、2、3の天気や時間帯と、実際の売上は天気情報とPOSデータから得ることができます。4、5のデータは店内動線追跡や入店カウントを用いて取得していくことになります。
 動線追跡のためには、カメラやセンサーによる来店客全員を対象にした動線追跡が有効です。より精度の高い廃棄ロスのためにも、入店人数や売場人数を使ったダイナミックプライシングについてご興味ございましたら、ぜひお声がけください。

 

動線分析Moptar

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